三遊亭 司の「日日是遊有」

第五十三回「梅の雨。」

ものには値段があって、おなじようなものでも、高いと感じたり。

安いにこしたことはないのかもしれないけど、ものには適正な価格がある。
手間仕事のありがたさは、なにしろ、やってみればわかる。

八百屋さんに梅の実が並び始める、じっくり選ぶ、黄色くなる、漬ける。さて、いいお値段の梅干でも、どうだろうか? さらにこれに3日ほど土用干しがある。
この手間も面倒だけど、毎年の楽しみでもある。

間もなく、梅雨。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2016. 06. 02. 00:21 |

第五十二回「圓歌一門」

東京には四軒の寄席と国立演芸場がある。東京の落語家が500人超に対して4軒…ちと少ないが落語専門の劇場があるのはありがたい。

昨年まで毎年池袋演芸場であった大師匠三遊亭圓歌の一門会は終わってしまったが、昨年大師匠圓歌は芸歴七十周年のアニバーサリー、鈴本演芸場や国立演芸場で記念の会が催されている。

先日あった国立演芸場での一門会のあと、一門みんなで替える予定の襖に寄せ書きを。一門はわたしの誇りでもある。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2016. 05. 06. 10:04 |

第五十一回「さくらあれこれ」

わたくしども落語家にかぎらず、日本人は言葉を大切にし、音を大切にしてきました。

それは中国でも同じようですが。

桜の季節にかかわらず、淡いあの桜のいろを美しく見せてくれるのが、桜湯。

塩漬の桜にお湯を注いだもの。

いま、ひと昔前まで縁談の席には欠かせなかったのがこの桜湯で、縁談で「お茶をひく」「お茶をにごす」さけて、桜湯。

それから、この塩漬の桜といえば、あんぱんも。

ああ、花より団子でございます。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2016. 04. 01. 09:58 |

第五十回「おでんと関東炊き」

三寒四温と言いながら、まだまだ暖かいものが恋しい季節。蕎麦屋なら鍋焼きうどん。はたまた、おでん屋なんかもいい。どちらものれんをくぐると、鰹節の匂いが暖かい。

東京に住んでいると、そばやおでんのあの濃色のつゆになんの疑問も抱かないが、あれが不思議だそうだ。つゆばかりか、ちくわぶも、すじも。関東ですじは魚。

関西に行くと澄んだ出汁のおでんと、関東炊きは別物だ。カント炊き。カント炊きとは、実に哲学的である。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2016. 03. 03. 00:50 |

第四十九回「福はうちへと春をよび」

あちらこちらの「鬼は外!福は内!」の声を聞いてはじまる、まだまだ寒さ残る二月。

宮中の追儺から始まったとされる、鬼やらい。毎年節分会でお世話になっている東戸塚倫勝寺さんのご住職の言葉が印象に深い。

鬼はどこにいますか?家庭?職場?いいえ、あなたの心の中にいる鬼を追い出し、心の中に福を招いてください。

豆は魔の目とも魔を滅すとも。そこで豆を打つのだそうです。

そして、そんな声と迎えるのが、立春です。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2016. 01. 30. 21:56 |
三遊亭 司のプロフィール
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