三遊亭 司の「日日是遊有」

第四十八回「謹賀新年」

平成丙申。新春の寿ぎを申し上げます。

江戸東京の年中行事や現代(いま)と過去、今昔が織りなす場所や物事を落語家の視点から、今年もご紹介できればと思っています。

2020年の東京五輪に向けて外国人観光客も増え、浅草上野日本橋銀座と江戸や明治、大正、昭和初期の古き良き文化が消えゆくなかで、また、新しく変わってゆく東京も、魅力的な街になってくれるよう祈っております。

本年も宜しくお願い申し上げます。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2016. 01. 21. 10:59 |

第四十七回「暮れゆく街並」

忙しない気持ちとともに、街がきらめいてきて、それが、さっと日本のお正月に変わる、そんな慌ただしいこの季節が好き。

いつだって東京はおもちゃ箱をひっくり返したように賑やかだけど、12月は特別だ。銀座やアメ横の喧騒は、見たことも見ることもない百年前も百年後も、未来永劫こうあってくれれば、と思わせる。

暮れの街に出るには、みんな目的がある。そこに向かっていく最後のひと月。

来年も、良い年になりますように…。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2015. 12. 01. 09:43 |

第四十六回「永青文庫 春画展」

春画展というと、一体どんな雰囲気なのか想像もつかなかったが、目白台の元細川家家政所には老若男女が溢れていた。

女性同士きゃっきゃっするもの、奥さんに小難しく説明をするもの、顔を見合わせる男女、いひひと笑うオヤジ。
実に日本的なおおらかさがあっていい。

こんなステキな空間が「猥褻性」というひと言で、一刀両断されようとしたところを、熊本のお殿様の鶴の一声に救われた。

永青文庫にて12/23まで。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2015. 10. 30. 12:50 |

第四十五回「池上本門寺の御会式」

季節季節を区切っていくものは、やはり古くからある地元の行事がしっくりくる。

わたしの住む大田区の小さな街が年に一度の大賑わいを見せるのが、池上にある長栄山本門寺の御会式。日蓮上人のご命日。

ご命日と言いながら、万灯、纏、団扇太鼓を手にした講中が続き、ドンツクドンドンと音を響かせる。

10月12日の御会式が過ぎると、大田区の秋はぐっと深まってゆく。
季節はちゃあんと知っている。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2015. 10. 01. 09:13 |

第四十四回「扇子供養と圓朝忌」

扇子一本舌先三寸。われわれ落語家を指した言葉だが、その舌先三寸の商売にありながら、落語中興の祖三遊亭圓朝は無舌居士という法名を与えられた。実に深い名前だ。

落語界に留まらず、文学、演劇、政治にまで及んだ大圓朝は、谷中全生庵に静かに眠っている。

その全生庵で御命日の八月十一日圓朝忌とともに行われるのが、舌先とともに大切な道具、扇子供養。

夏の暑さの中、師の無舌の境地に浅はかな思いを巡らす。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2015. 09. 01. 11:27 |
三遊亭 司のプロフィール
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