三遊亭 司の「日日是遊有」

第六十三回「春のお寺巡り」

落語と仏教のつながりは深く長い、というよりも落語の原点は法話なのかもしれない。その原点は江戸時代の僧、安楽庵策伝とも言われている。そのせいか、お寺での落語会も少なくない。

この季節になると多くのお寺さんでは、花御堂を設えて釈迦の誕生仏をお祀りする。わたしたちはその天と地を指した誕生仏に甘茶を注ぐ。釈迦誕生時の甘露の雨とも、梵天と帝釈天が甘露で洗ったからとも言われている。

4月8日は花祭り。灌仏会。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2017. 04. 02. 11:28 |

第六十二回「真打昇進披露」

出会いと別れ、節目が多い、春。

ほかの職業の節目はともかく、落語家としての節目は当然身を以て知ることも、目にすることもある。それは、入門、芸名命名、初高座、楽屋入り、二ツ目、真打昇進とそれぞれの比重はわからないがこんなところ。

花咲く、春。在籍する落語協会からもひろ木、三朝、小八、馬るこ、ときんの五名の新真打が誕生する。ぜひ、桜の花を愛でるように、祝ってやってほしい。

幕開きは3月21、鈴本演芸場から。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2017. 03. 02. 20:59 |

第六十一回「百花のさきがき」

「梅は咲いたか 桜はまだかいな」と歌にも唄われるのが、百花の先がけ梅の花。

立春を迎え寒が明ければ、いよいよ梅の花がほころぶ季節。都内には江戸時代より梅園も少なくなく、江戸名所図会にも「梅屋敷」はひとっところだけでなく、大田区にも駅名や商店街に梅屋敷と名が残るが、その面影は今はむかし。

そのかわり、池上に足を伸ばせば、梅の名所池上梅園があり、見頃の2月下旬には山肌に咲く紅梅白梅が芳しくほころびます。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2017. 02. 01. 21:08 |

第六十回「平成丁酉 初席」

あけましておめでとうございます。今年も寄席で育てていただいた寄席芸人にとって、ありがたいことに、初席は浅草演芸ホールの11時台に出番をいただいております。

巷の正月の雰囲気が薄れつつある昨今で、おめでたい正月の寄席の高座からはじまる年は、本当に特別なもの。

三が日はお客さんばかりか、出演する芸人もお屠蘇気分が抜けないのが、正月初席。忘れかけてた日本の風景が落語にはまだまだあります。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2017. 01. 05. 22:23 |

第五十九回「正月支度」

小噺に「一年は十三ヶ月だろ?十月、十一月、十二月…お正月」「バカ、お盆が抜けてらぁ」というのがありますが、落語家の修行をはじめた時から、わたしも1年は13ヶ月あるような心持ちでした。

とにかく、ありがたいことに、暮から正月にかけてめまぐるしいのが、わたくしどもの商売。

今年も早、師走。正月支度といえば、まず、手ぬぐいにお年玉。お年玉がざっと50、手ぬぐいが100といったところ。新春を寿ぐ、嬉しい悲鳴です。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2016. 12. 02. 18:32 |
三遊亭 司のプロフィール
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