三遊亭 司の「日日是遊有」

第六十回「平成丁酉 初席」

あけましておめでとうございます。今年も寄席で育てていただいた寄席芸人にとって、ありがたいことに、初席は浅草演芸ホールの11時台に出番をいただいております。

巷の正月の雰囲気が薄れつつある昨今で、おめでたい正月の寄席の高座からはじまる年は、本当に特別なもの。

三が日はお客さんばかりか、出演する芸人もお屠蘇気分が抜けないのが、正月初席。忘れかけてた日本の風景が落語にはまだまだあります。

 

Read Users' Comments (0)

カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2017. 01. 05. 22:23 |

第五十九回「正月支度」

小噺に「一年は十三ヶ月だろ?十月、十一月、十二月…お正月」「バカ、お盆が抜けてらぁ」というのがありますが、落語家の修行をはじめた時から、わたしも1年は13ヶ月あるような心持ちでした。

とにかく、ありがたいことに、暮から正月にかけてめまぐるしいのが、わたくしどもの商売。

今年も早、師走。正月支度といえば、まず、手ぬぐいにお年玉。お年玉がざっと50、手ぬぐいが100といったところ。新春を寿ぐ、嬉しい悲鳴です。

 

Read Users' Comments (0)

カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2016. 12. 02. 18:32 |

第五十八回「東京都心も秋深し」

月毎に東京の今を昔を、時に落語に絡めながらお伝えして、早くも11月。

季節は秋から冬。ひと口に東京といっても、紅葉狩りを楽しむなら、高尾や銀杏が美しい八王子もその範疇ですが、郊外でなくても気にしてみると都心でも季節感豊か。

新宿の御苑や神宮の森、浜離宮など。駒込の六義園は回遊式の大名庭園で秋の彩を目に愉しむことができるうえ、11月19日からはライトアップされる。

都心にいながら夜の紅葉狩りも、秋の風情。

 

Read Users' Comments (0)

カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2016. 11. 02. 18:46 |

第五十七回「秋の名作を食す」

鷹狩りの際に口にした「黒く艶やかなる魚」に、殿様が恋し焦がれるのが、秋の名作「目黒の秋刀魚」。なるほど、目黒の先には鷹番という地名も残る。

下魚とされて、間違っても殿のお膳に上がることなどなかった秋刀魚。はじめて秋刀魚を食すという、落語の可笑しみのなかにも、士農工商の身分の違いが色濃く残る。

それにしても、秋空の下、炭火で焼いた秋刀魚を食す。家来のひとりが言うように、なるほど「天下の美味」であろう。

 

Read Users' Comments (0)

カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2016. 10. 05. 07:58 |

第五十六回「大田区 vs ゴジラ」

昭和29年に生まれたゴジラが12年ぶりに復活?したということで、大変な話題。

わたしの地元・大田区でも特に大きな話題になっている。と、いうのも、少しネタ明かしとなるのだが、羽田沖に現れた正体不明の怪獣が多摩川から呑川を遡上し、蒲田の街にまず向かうのだ。

とにかく、大田区民が顔をあわせると「ゴジラ見た?」が、合言葉。いま、蒲田では酒場から銭湯のペンキ絵まで、ゴジラでいっぱい。

ゴジラを観るなら蒲田に限る。

 

Read Users' Comments (0)

カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2016. 09. 01. 15:47 |
三遊亭 司のプロフィール
 Page 2 of 13 « 1  2  3  4  5 » ...  Last »