三遊亭 司の「日日是遊有」

第二十回「500円玉の悦楽」

あまり業界にとってはいい話ではないが、いまや町の銭湯はどこにいっても、いついっても、ほぼ貸切状態だ。

貸切の湯船で手足を存分にのばし、おまけにペンキ絵の富士山をひとりじめして心までのびのび、と。

そんななかふと出る鼻歌が、いつもの三割増しで上手いときていて、殊更気分がいい。

江戸東京を伝えるも、街場から消えつつある銭湯。

暑い夏、手ぬぐいをさげて、ざぶんとささやかな日常の悦楽はいかがだろうか。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2013. 08. 04. 18:28 |
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