三遊亭 司の「日日是遊有」

第十六回「長命寺の桜餅」

「あそこの桜餅でなけりゃあ土産にならないというぐらいなもん」というのは落語『おせつ徳三郎』の前編『花見小僧』での旦那の台詞。

いま以上に春の訪れを、花の季節を愉しみにしていた江戸っ子のお花見スポットといえば飛鳥山に向島、その向島の名物が「あそこの桜餅」こと長命寺の桜餅だ。

高速や堤防に当時の風情はないものの、店内で緋毛氈に座り木箱に入った桜餅を頂くと、その桜の香りこそ、まさに名残の江戸土産だ。

 

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カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2013. 04. 09. 11:53 |
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