第三十一回「ネタ帳」

六月、七月は久々に寄席の出番を頂いたので、寄席のハナシ。浅草演芸ホールのように朝から晩まで一日中いられるところでも、ネタかぶることはまずない。なぜなら、前座が楽屋で根多帳をつけているからだ。

ネタがつきそう(つく=かぶる)だと、前座は舞台袖から帳面を見せる。高座の落語家は、おや?そうかい。と、ネタを変える。前に2、30人あがっても、それにつかないように噺を選ばなければならない。真打の技量である。

 

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        カテゴリ三遊亭司の「日日是遊有」 | 2014. 07. 01. 13:24 |